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年末年始ニューヨーク遠征 そのイチ

春のニューヨーク、夏のロンドンに続き、2016年では3度目の海外遠征へ行ってきました。期間は12/30〜1/2(帰国は3日)。3泊5日の短い旅行です。

 

羽田〜JFK空港まで

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飛行機の予約をした5月の段階では、成田発の予定だったのですが、ANAが便数を増加させた関係で羽田空港からの便に変更となりました。近いので便利。

12月30日10:20発のANA直行便で、約12時間のフライト。同じ日の現地9:00頃にJFK国際空港へ到着しました。

ESTAの申請以降2度目の渡米だったので、ESTA Returnという列に並びましたが、これが初入国組より断然時間掛かりました。意外と皆あのキオスクに手間取られるようです。到着〜バゲッジクレームを出るまで1時間ほどかかったでしょうか。

ターミナルからAir Trainに乗り、Jamaicaで下車。今回もLIRRでマンハッタンまで向かいます。今回はメトロカードを持っていたため、チャージだけ済ませ、Jamaicaの券売機でLIRRの切符を購入。LIRRに乗り込みます。

前回乗ったときはマンハッタンのPenn Stationまで約1時間近くかかったような記憶があったのですが、今回はとても短く感じました。LIRRには30分も乗っていなかったような気がします。

 

マンハッタン到着〜1日目

宿泊したのは前回のNY旅行同様、Ace Hotel。ちょっと値段は張りますが、このホテルの雰囲気が好きだし、一度泊まって慣れているので今回もここに泊まりました。

カウンターに向かうと、チェックインはできるがもう少し待てばひとつ広い部屋に案内してくれるとのことだったので、荷物だけ預けて外出したのですが、これがいけなかった。

というのも、飛行機の中からちょっとずつ調子がおかしかったのです。

12月頃から会社の上司や、身内が風邪を引きはじめ、それでも何とか抗っていたのですが、搭乗したあたりから咳が出始め、荷物を置いて外を歩き始めた段階で、運動会のあとのような疲れがドバーッと体中に出始めました。

昼公演の開演まで時間があったものですから、Ace Hotelのある29th Stからタイムズスクエア方面まで歩いていって、当日券でも買うかなぁ、なんて暢気に計画していたのですが、歩ける状態ではなくなってきて。カフェはどこもごった返していたので、とりあえず何とかBryant Parkまで歩き、そこからBank of America Towerの下のUrban Garden Roomでしばしぐったりしていました(いやほんと、あの空間はありがたい)。

しばらくぐったりと空を見つめたあと、何とかがんばって歩いたのですが、The Book of Mormonの当日券(Standing Room)には間に合わず。tktsまで歩いて戻って、チケット購入し(だいたい15分くらいで買えました)、観た一本目がコレ。

 

Something Rotten!

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f:id:reonex:20170107224108j:plain2017年1月1日にクローズを迎えるということで、最初で最後のSomething Rotten!を滑り込みしてきました。

席はtktsで$90.50、4列目のドセンでした。もうすぐクローズだっつうのにどうなのよ。チケット売れときなさいよ。話も曲も面白いけど、いまいち心をつかまれるものはなかったです。なんだろう、パンチがないよなぁ。それでもやっぱりMusicalでは爆笑したし、アダムパスカルシェイクスピアも見れてよかったです。

そして非常にもったいなかったのですが、体調がどんどん悪くなっていき、舞台でやってることもぜんぜん頭に入らず、目が見えなくなってきていたので1幕で撤退することに……。

 

1幕が終わってホテルへ帰ると、チェックイン時間を過ぎていたので荷物を受け取ってチェックイン。そこからはもうしばらく昼寝していました。

国内も含め、旅行中に風邪を引いたことは一切なかったので、しかも一人だし異国だし、めちゃめちゃ不安になりました。こちらに知り合いも居ないしね。

でも、治さなくては折角の旅行が勿体無いし、34stのドラッグストアまで歩いていって、ちょっとでも良くなればと思い夕食とともにお薬購入〜。

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どうなのよこの病人飯。

フルーツ!DayQuil!

テンション下がるわ!せっかくニューヨークまで来て!(※ちなみに二日目の飯もこんなでした)

ネットで調べて一番ベーシックだと思われるDayQuil&NyQuil(ドラッグストアで$10.50くらい)のセットを買ったのですが、粒がデカイ。空豆くらいありますよ!

DayQuil服用方法は4時間ごとに2錠。緑色のNyquilは寝る前に飲む用で、6時間ごとに2錠、24時間あたりの上限は4錠。逆に体調崩しそうですもんねこの薬。

とにかくフルーツをもりもり食べて、その後大量の水とともにDayQuilを服用。これが私的にはけっこう効いて、飲んだあとはけっこう元気になって来たので、そのままの調子で本日2本目のミュージカルへ。

 

DEAR EVAN HANSEN

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待ってました!オフのときに観たくて、でもタイミングが合わなくて、それがオンに進出というのだから、それは観に行きますよ。

実は気合いを入れて発売日にチケットを購入していました。最近はチケットも少なくなっているようなので皆様お早めにね…。チケット代ですが1階席の後方で$119でした。

もともとはBelasco Theatreで上演予定でしたが、9月にTelechargeから劇場移動のお知らせが来ました。チケットですが、わたしはプリントして持っていくのを選択していたので、新しいチケットは暫くしてからメールで届きました。座席のナンバーは同じでした。あたらしい劇場はMusic Box Theatre。

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さて、内容なんですが。

友人が居らず、人に相手にされていない、と思っていた主人公の高校生エヴァン・ハンセン。自分宛に書いていたメールが、ひょんなことから同じ学校のコナー・マーフィのもとに渡ってしまいます。しかしその後、コナーは自殺。コナーの持ち物から「Dear Evan Hansen」から始まるメールが発見されると、彼の家族はエヴァンはコナーの唯一の友人であると勘違いをして、接触するようになります。悲しみに暮れるマーフィ一家にコナーの思い出を求められたエヴァンは、コナーの友人だったというふりをして、彼らの気持ちを助けようと思い立ち…。

みたいな感じです。ほとんどニュアンスなので詳しくは実際に観てください。

1800〜1900年代を描いたようなミュージカル作品も多いとは思うんですが、Dear Evan Hansenはパソコンもスマホも、SNSYoutubeもガッツリでてくる現代の話。セットもストーリー展開も、ちょっと過剰なほど、デジタル社会を強調していると言うか。新鮮。出演者も至って少ない。

個人的にはとても好きな、とても素敵な作品でした。うーん、うまく感想を言葉にできないので、書かない方がましかなとも思ってしまうんですけども。

曲もいいです。さすがPasek&Paul。主演のBenが色々なところで唄っている「Waving Through a Window」だとか、公式にアップされている「Only Us」なんかも、もちろんいいんですが…。


Dear Evan Hansen: "Waving Through a Window"

私は、エヴァンがコナーの家族に嘘の思い出を語る歌と、一通だけでは不自然なので他のメールをねつ造する歌が好きです。

コナーの思い出の歌(For Forever)は、エヴァンが語る歌で家族を失ったマーフィ一家の救いきれない悲しみが少しだけほどけていくところ、観客はエヴァンが嘘をついていることを知っているから複雑で。でも、嘘だって分かってるのに、エヴァンによる情景描写がすごく良くて、あまりに美しすぎて、ちょっと美化し過ぎなんじゃ、っておもう一方で、でも、涙が止まらん。わかんないけど、染み入る。

メールねつ造の歌(Sincerely Me)は、エヴァン・コナー(もう死んでる)・ジャレッド(友達ではない(?))がワチャワチャするのがとにかく高校生ぽくてアホっぽくて楽しくて可愛かった。大好き。

時に必要以上に自分を必要としてくれるマーフィ一家に入り浸るようになって、看護師で忙しく中々家にいないエヴァンの母親ハイジともぎくしゃくして。マーフィ一家はコナーの抜けたところをエヴァンで埋めているような、息子がもうひとりできたようにふるまって、一方でエヴァンはむしろマーフィ一家のほうが家族みたいになってきてどんどん実際の母親とは溝ができて。やっと自分が必要とされる場所ができた、ひとりでいなくてもいい、と思って、どんどん悪い方向に行ってしまうグズグズ感とか。

でもそんなシリアスばっかりじゃなく程よく笑いも散りばめられてて、というか、結構笑いありで、見応えもあったし。わりと台詞が多いですがその分楽曲が際立ちます。よい作品でした。

そしてこのミュージカル、兎に角会場の熱気が凄かった。ブロードウェイミュージカルは何でも曲が終わるとひゅーひゅーなるイメージですが、とくにWaving〜なんかはもう、割れんばかりの拍手で。うまく表現できないんですけど、これまでに味わったことのない熱狂でした。もう、会場がアツくて。ああこれが作品賞取るんじゃないかって思うくらいに。トニー賞が楽しみです。

ステージドアですが、めちゃめちゃ混んでました。あー会いたかったな〜Mike Faist。次があったので、残念ながら移動です。

 

Sleep No More

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無理矢理詰め込んだ感が否めませんが、メトロに乗ってチェルシーへ。駅からアクセスが悪いんですよ、McKittrick Hotel。どこで降りても10分くらいは歩くという。Sleep No Moreに入場です。

 

実は前回ニューヨークに来たときもこのショーを観るにあたって、19時入場にあわせてホテルから20分歩いて、終わったあと22時過ぎもホテルまで20分歩いて帰ったという経歴があり。油断して23時頃のチェルシーを歩いたわけですが…流石にちょっと物騒な感じがしました。ホームレスのおじさんに「食べ物かお金をくれないか」と絡まれるし(もう、涎とかダラダラたれてるしポケットに手突っ込んでるしで怖かった)。なので夜遅くの回に行かれる方はタクシーをぜひ利用してくださいね…。私も帰りは26時過ぎだったので流石にタクシー拾いました…。

チケットは$107。年末だし土曜だし、遅い時間の入場だったのでこの値段ですが、平日だったらもうちょっと安い筈。当日券はないので予約必須なのですが、最近はToday Tixなんかにも割引チケットが出ています。

それからこのショー、予約をするとき30分刻みで入場時間が選べます。勿論早い時間を予約するのがゆっくり楽しめてオススメです。今回は23時入場だったのでそれに合わせて向かいましたが、長蛇の列だったので大体1時間ほどお外で待ちました。これがキビしかった!すごい寒いし!っていうか風邪引いてるし!私!完全にこじらせましたが、その話は後ほど。

さて、Sleep No MoreはMckittrick Hotelという廃ホテルの中を改装して行われている体験型演劇です。主にシェイクスピアマクベスがベースとなっていて、ホテル中を役者たちが演技やダンスをしつつ駆け巡るので、それを追いかけたりしながら話を辿っていくのです。ホテルの中のセットにはどれでも触っていいですし、アメ屋さんとかのアメは実際に食べられますし(笑)。観客はみんな白い仮面をして、喋らないように注意されます。役者たちもほとんど喋らないので、環境音楽が本当に印象的な作品です。

2回目の体験だったので、前回とは違う役者を追おうかなぁとも思っていたんですが、やっぱりGallow Greenに居着いてしまった…(どこなのかは実際に行ってみてくださいとしか言えません)。しかもGallow Greenの面々はマクベスのキャラクターとはあまりかかわり合いが無いので、本筋とは別の体験になってしまうという。いいかげんマクベス追いなさいよ私。

このショーについては多くを語ることはできないです。ネタバレ的にもそうだし、一人ひとり体験できることが違うので。ああもう何回でも行きたい。行けば行くほど知り尽くしたくなるショーです。

行かれる方、真っ暗なところが極端に苦手ではない限り、なるべく中ではひとりで行動したほうが、あとでお互い「どこ行った?誰見た?」と擦り合わせできてたのしいとおもいます。

今回はパンフレットも買いました。関係図とかインタビューとか載ってます。役者さんのお名前と演じる役も。

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さて、終演後の時間は午前2時。長時間外で待機&役者を追いかけてホテル中をかけずりまわっていたので、体力はもう限界。タクシーを拾ってホテルに帰り、NyQuilを飲んで眠りました…。

そのニに続けます。