【定例報告ポスト】SNM上海に行ってきました

定例報告。

連休を使ってSleep No Moreの上海公演に行ってきました。

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まだハロウィン仕様のManderley Bar

あっという間に3度目の上海上陸。日本に近いところでやってくれていることに感謝です。

旅行記は別にアップしますので、今回の体験の総括を。下記、ネタバレです。

 

10/31までMcKinnonはハロウィンの期間で、それが開けて初めてのショーでした。キャスティングに色々と変更が出てくるかな〜と思っていましたが、サプライズ的なものはあまりなかったような気がします。

 

2日間で3回観ました。おもに追ったのはこんな感じ。

①Malcolm(Ben Whybrow), Taxidermist(Danniel Nicholson), Bride(Tang Tingting), Speakeasy(Wang Mingchao)

②Banquo(Gao Yang), Taxidermist(Sam Booth), Boy Witch(Wang Mingchao)

③Bald Witch(Tang Tingting), Nurse(Maren Fidje Bjørneseth), Poter(Conor), Danvers(Jiang Yuli)

 

初日のハイライトとしてはDannielのTaxi。Taxiは好きなキャラクターの一人で、Dannielが演じるのを追うのははじめてでした。ほかの役者が演じるTaxiとはまた異なる印象でした。ほかのファンも言及しているかと思いますが、Taxiはヒッチコックの『サイコ』に出てくるノーマン・ベイツ的な要素を持っている人物です。ですが上海でSamのTaxiを観たときは、そうは感じられませんでした。でも、DannielのTaxiはまちがいなくノーマンベイツだと感じました。静かに、とても静かに狂っている。運良く1:1にも選ばれたのですが、そこでの体験は、更にその思いを確信に近づけました。すごくドキドキする1:1でした。キャラクター自体(Taxiも、ノーマンも)好きなのでひいき目があると思いますが、すごく好きなTaxiでした。機会があれば、また追いたいです。

次にTingtingのBrideとBald Witch。Brideでの姿がすばらしく、3回目のBaldでも追いました。詳しくはわからないのですが、観た回はBaldとしてのデビュー回だったかもしれません。Baldはちょっと物足りなかったかな。でもすごく好みの演者なので、次の機会でも注目したいです。

ショーの終わりは、偶然にもDuncan(この日はIan Garside)と目が合い、一緒にManderley Barまで戻ってきました。嬉しかったなぁ。IanのDuncan、この日は全く追ってなかったのに(笑)。唯一見たのはボールルームのパーティーシーン。IanがDuncanだと、Lady Macbethとのパーティーダンスが非常に美しいなあと感じました。新しい可能性をありがとうIan。

2日目の初回はGao YangのBanquoを追うところからスタートしました。彼がBauquoを演ずることになったと聞いた時からずっと観たいと思っていました。Banquoのソロダンスはいずれも彼のうつくしくてしなやかなダンスにマッチするだろうなぁと期待を膨らませていて、もし演じていたら絶対にフォローしたい!と思っていたので、今回遭遇できてラッキーでした。期待を裏切らない、素晴らしいBanquoでした。とくにボールルームでのソロダンスは素晴らしくて、息をのむほどでした。見れてよかった〜〜!

この日は大好きなSam BoothがTaxiだったので、長い時間をTaxiのショップで過ごしました。1:1などで居ない間は、ずっと店の中にある新聞や冊子などを見てました。SamのTaxiは、短気だし、制御不能です。すべてが思い通りに進んでいないと気が済まないような、神経質なTaxiだと思います。あと個人的にはNY公演の1:1内での台詞がマッチするキャラクター作りかなと思います。今回は1:1は受けませんでしたが、2:1?は受けました。相変わらず謎の仕組みです。ワクワクしますね。

2人を見てない間はちょこちょことBoy Witch(Mingchao)をフォローしていました。靴だけ履かせてきました。

2日目の夜、今回の滞在ラストの公演では、先ほども書いたBald Witchのほかに、Nurse(Maren)をフォローしていました。5階はとても人が少なく、快適に見れました。それどころか人がいなさすぎて、1:1じゃないのにほぼ2人きりという。たいへん贅沢な時間でした。病室を片付ける手伝いをするように指示されるのですが、全部私が1人で片付けました。だれか手伝ってよ。Nurseがどんなキャラクターなのか、掴むことはできませんでした。マクベスのキャラクターはまだしも、それ以外についてはメインのストーリーとどう関わっていくのか?考えることがたくさんあって楽しいです。

この日はBaldを追う過程で、魔女達による第2の予言のシーンで、IanのMacbethを少しだけ目で追っていました。大量のフォロワーを引き連れて、タイミングをコントロールしながら部屋に入ってくるのですが、それがもう、ゾクゾクしました。上手く言えないのですが、尋常じゃなかった。Ianの表現のファンです。Macbethはあまりにも周りにフォロワーが多過ぎて、見難かったりでフラストレーションが溜まるのであまりフォローはしたことがないのですが、もしまた彼のMacbethに遭遇したら、追いかけてみたいなぁと思いました。

それから、ConorのPoterも少しだけ。Lobby Danceまで見ました。今まで見たことのあるほかのPoterとはまた異なる趣き。軽やかというよりは、力強さがあります。すごく人気のキャストさんだと思うのですが、夢中になる理由がわかる気がします。彼のキャラクター作りも面白くて、もっと考えてみたいので、最近はあんまり出演していないみたいなんですが、また遊びに行った時に会えたら嬉しいです。

 

ようやく全体の流れを把握できてきて、ループの切れ目はどこ、とか、どこに行けばどのキャラクターがいる、とか、そういったことが分かるようになってきました。悲しいやら嬉しいやら。でもまだまだ見れていないシーンも部屋もたくさんあると思っています。だから、これからもどんな景色が見れるのか、すごくワクワクだし、キャストの違いによる解釈の違いをなぞっていくのもとても楽しみです。

 

つぎは来月に遊びに行きます。やったー!そんなわけで、皆様、年末は上海でお会いしましょう!以上、定例報告でした。下个月见!