2022年9月ロンドン遠征 #0(準備編)

約3年ぶりに海外に行ってきました。

この記事を書き始めている段階ではまだ行っていないけどこの記事がアップされたということは無事帰国したということなのでしょうね。

自分用の振り返り、思い出もかねてどんな具合で決めて渡航したのかを書いておくことにします。

 

5月末 コロナ禍海外旅行レポを読み一気に勇気が湧く

海外旅行ができるようになったら、どこに行こう。

毎年1度はしていた長距離海外旅行ができなくなって2年。最初のうちは物珍しさとか新鮮さとかで案外家にも居られるものだと思っていたけど、飽きてきた。

4月以降はどこにも行けず、GoToを使っていこうと思っていた年末の国内旅行も感染者数が増えてきたことでキャンセルをせざるを得なくなり涙を飲んだ2020年。おもに遠征として国内の旅行には何度か行ったけれど、絶対的に刺激が足りていなかった2021年。

ああ、はやく海外旅行できるようにならないかな、と思っていた。

コロナがましになったら、海外旅行ができるようになったら。ロンドンに行きたいと思った。ロンドンに初めて行ったのは6年ほど前、ハリポタも好きだったし憧れの土地だったけれど、その時は何となく、しばらく行かなくてもいいな、NYの方が好きだな、と思っていた(大大大失礼)。

けれど、私の好きなPunchdrunkという団体が制作している新しいイマーシブシアターをロンドンで上演するということが決まって。さらに出演者には、私が上海のスリープノーモアで知ったり好きになった役者、ダンサーが名を連ねていた。羨ましい、行きたい、観たい。次に行くならロンドンだ、という気持ちが固まってきた。安直。

ただ、遠征したいけど、まだまだ海外とか行けないよね、帰ってきた時隔離とかあるし休みをきちんと取れる限られた人しか無理だよね〜、と諦めモードで何も調べずにいた。

 

そんなさなか、5月に、こちらのまとめを拝読する。

togetter.com

めちゃくちゃ勇気をもらった。ちょっと泣けた。

しかも隔離いらないんだ!?PCRで陰性だったら大丈夫なんだ!?ということにこの時点で気がついた。

ほぼ全ての情報をtwitterを通して得ていたアルティメット情報弱者なのに、日常用のアカウントを消してしまった上、海外ミュ用のアカウントもろくにログインしておらず、なんにも知らなかった。

一気に海外旅行への意欲が高まる。規制緩くなったらロンドンに行きたい、となんとな〜く考えていたことに手が届きそうということがわかった。

 

6月 渡英への意思を固める

上記の記事を読んでからしばらくして、航空券の比較サイトなどのウォッチングをはじめる。

この時点では私の許容範囲の条件(乗り継ぎ1回のみ、所要時間トータル24時間以内)が14万円くらいだったかも。あ、もしかしたら行けるな、という確信に変わる。

具体的に渡航の時期を考え始め、9月に狙いを定めて、候補となる日程を日々ウォッチしながら検討を重ね、日程を確定。

 

7月 航空券を購入・ホテルを決める・保険に入る・チケットを買う・予習を始める

航空券の価格がバチ上がりしており、萎える情弱。燃油の値上げ、感染者の増加、物価の高騰、爆裂な円安。誰がどう考えても今じゃない。最悪で損しかしないタイミング。しかし決めたことなので、買う。

エミレーツを利用したいと思っていたけど、往復20万円て(絶句)と言う感じだった。もういっそのこといったれ!と謎の思い切りの良さを発揮し、行きだけはビジネスにしてエミレーツにする。俺の30万円…。帰りはビジネス満席だったので買わなくて済んだ。ロンドンからドバイまでは我慢すっからドバイから成田は空いていてくれ。

 

保険についてはそんなに迷うこともないのでいつも使っている損保ジャパンで海外旅行保険を契約。

 

ホテルもエミレーツのサイト経由してBooking.comで予約(マイルが貯まる)。

今回の遠征目的の舞台の会場の都合上、シティセンターは帰り道がタルいだろうという理由でCanary Warf(というかIsle of dogs)に宿を取ることにする。

会場のすぐ近くでもいいんだけど、そうすると買い物とかでセンター出るのがダルそうで。この時点ではPCRを受けるために必ず中心街に訪れることを考慮する必要があったので。どっちにもだいたい30分くらいで行けるカナリーワーフを選んだ。このエリアは前回のロンドン遠征でも足を踏み入れたことのないエリア。

というかとにかくホテルがバカ高くて泣いちゃいそう。このホテルは3泊4万円ちょいくらいで良心的だった。

 

舞台のチケットも数枚確保。

全てじゃないのは、前述の通り中心街に出る必要があると考えると、出てPCRとかお土産買ったついでに何かウエストエンドで舞台見ようかな〜とも考えていたため、枠(これ遠征ヲタならではの言い方なのだろうか?)の埋め方を決めかねていたから。

なので確実に行こうと思っていた2日目のソワレ・3日目のソワレのみチケットを購入。

 

この辺りで予習もじわじわ始めていた。

目的の「The Burnt City」はギリシア神話などと関連するお話ということは公式からの情報で把握済み。

しかしギリシア神話などミリほど知らなかったので世界観とか神の名前とか主な出来事を調べ始める。横文字が苦手すぎて世界史を放棄した私だが、なんか聞いたことある名前が時々出てきて懐かしく思う。本読んだり、wiki読んだり、映画見たり。まあ一向に覚えられていないのだけど。

またtumblr上に上がっているレビューなどをネタバレしないレベルに目を滑らせ(そもそも英語がろくに読めないので助かった)、どんな人物が出てくるのかをチェックして、得た知識と照らし合わせていた。

この作業が一番楽しかった。

 

8月 チケットの残りを買う・実家に帰ってポンドをゲット・入国規制緩和になる

だいたい方針が決まったので舞台のチケットを必要枚数分手配。

お盆に実家に帰省。その際6年前のロンドン遠征で余ったポンド紙幣があるはず、と思い自室の引き出しを調べたところなんと85ポンドほど発掘。ラッキー。40ポンドくらいかと思ってた。いずれも今年の9月末で使用できなくなる20ポンド札だったので、普通の店舗で使用できるか懸念はあったが、大きい店やチェーン店で使えば問題ないだろうと踏み持ち帰る。約13,000円ほどになるので、円安の今大っ変貴重。両替はせず、お土産などはこれで賄おうと決める。また、オイスターカードもあったため同時に持ち帰る。

また、8月末にワクチン3回接種済みであればPCR検査が不要となるというニュースが出て一安心。帰国の心配をほとんどせずに済むと言うことと、余計な出費が抑えられた。ラッキー。

振り返ってみてもこの遠征、ラッキーだらけである。

 

9月 あとは待つだけ・まさかの女王陛下の崩御

指折り数えながら過ごした9月、準備としてはたいしたことないものばかりだけど、下記の通り。

・足りないものの購入、必要書類のコピー

・8月末にクレジットカード(アメックス)をもう一枚申し込み

・スリが増えていることから、チャックのできるサコッシュを購入。海外旅行時は紙幣はバインダークリップで挟んでズボンの前ポケットと決めてる。コインは今回チャック付きのポリ袋で済ませた。出国日はポーチにいくらか日本円を入れてそのまま仕事へ行き、当日の出費は基本キャッシュレスで対応。財布は持ち込まないようにした。

百均で見つけて私の中の小2女児が湧いたチャック付き袋。これにコインを入れてた。

・ワクチン接種証明の手配。4月に3回目を打っていたため、ワクチン接種アプリにマイナンバーカードをかざしてサクッとゲット

・MY SOSの登録。渡航の5日前ほどに行ったが、7〜8分で青になった

・発行したばかりのアメックスを使い、スーツケースを空港へ送ってもらう(無料)。仕事から直接空港だったので満員電車で邪魔にならずありがたい。

・ガトウィックからホテルまでの送迎手配。エミレーツビジネスクラスの場合は送迎予約ができる。疲れや時差ぼけに悩まされている中で頭を使わずホテルに直付けできるのでありがたい。なお、成田までは送迎予約はできなお。

 

個人的に一番頭を悩ませたのは9月のロンドンがどんな気候なのか見当がつかなかったこと。直前の天気予報では咲いて気温が8度ほどとあったため、念の為ウルトラライトダウンを持ち込むことにした。

 

また、9月8日にはエリザベス女王が亡くなり少しだけドキッとした。各舞台などは通常通り動いており安心したが、帰国日が国葬の日程と近いため街中の混雑や空港の混雑が懸念点となった。

 

PCR検査という最も懸念していた部分が解消されたにせよ、久々の海外旅行でか〜な〜り緊張していて、不安なことだらけで、渡航が近くなると夜よく眠れずに悪夢を見たり、変な時間に起きたり、口角炎ができたり、お世辞にも体調がいいとは言えなかった。

よく毎年行ってたな。NY遠征だったら絶対にESTAの申請とか忘れてると思うもん。

出国当日はずっとtwitterにしがみついてた。お付き合いいただいたフォロワッサンがたありがとうございました。

 

準備編は以上。次の記事で空港〜1日目を書きたいと思います。