11/2-5 上海旅の記録 ②

書き終わる前に年末年始の遠征を終えてしまいました…。気にせず続けます、2日目!

 

2日目

 

2日目の朝を迎えました。

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朝ごはんのヨーグルト。きのうの帰り道にファミマで買ったやつです。ゆるめだけどふつうにおいしかった。値段は忘れてしまいました。

この日もSNMを昼夜見る予定を控えていました。昼間の公演は15時開演なので、14時には現地に到着したいところ。

とはいえそれまでの時間はフリーなので、フランス租界へ散歩に行ってみました。

宿の最寄駅から地下鉄に乗って、「交通大学」駅へ。行きたいカフェのある「上海図書館」駅の方面へ歩いてみることにしました。

少し歩くと、ガイドブックやネットの記事でもよく見かけるこの建物が。

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どこにあるかなど一切調べもせずに出会えたのでラッキーです。名前を存じ上げなかったのですが、「武康大楼」というアパートだそうです。

天気も良く、秋の風も気持ちよく、あっという間につきました。じゃーん。

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一見入りにくいのですが、扉を開いて奥へ進むと、すてきなブックカフェ。

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9月にきた時もきましたが、本当に静かなカフェで、最高に居心地がいいお気に入りのカフェです。おしゃべり向きではないのですが、静かに本を読んだり、PCで仕事したり、作業したりするのにはとてもぴったりだとおもいます。

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ねこがいました。

このシーズンでは寒いかもしれないけれど、晴れている日は外のテラス席もとても気持ちいいと思います。

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ブラウニーとラテをいただきました。ブラウニーはけっこうどっしりめ。くるみがザクザク入ってておいしかったです。

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 カフェを出た後は、まだまだ時間があったのでフランス租界をお散歩。どこを歩いてもプラタナスの並木が続いていて、本当に絵になりますねぇ。

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けっこう歩いてたら知らずのうちにiapmのところまでたどり着いてました。ハイブランドがたくさん入っているデパートです。とくに用はないのですが、トイレがめちゃくちゃきれいなのでこの辺でトイレいきたくなったら借ります。

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銀座に来たみたい

そのあとはだんだん時間も迫っていたので、電車で南京西路へ。この日は土曜日なので昼夜2回公演があり、その両方に参加してきました。昼夜のに2公演を両方観ることを、ファンの間では「ダブル」と呼ばれています。ちなみに、「ダブル」の人は昼公演の終了後、優先的に前のレーンに並ぶことができます。列はふだん建物を出てすぐのところにできているかと。それ以外の人は道路に近い方に列ができているのでそこに並びます。

この日は昼公演でBanquoとTaxi、夜公演ではBald Witch、Nurse、Poter、Danversを追っていました。Bald、Nurse、Danversは初めて追いかけたので、いろいろと新しいシーンが観られてよかったです。詳しいレポはレポ専用のこっちのブログに書いています。

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 さて、楽しかった遠征もおしまい。翌日も朝は早かったので帰ってからはサクッと眠りました。

 

3日目

 この日はもう完全に帰るだけでした。なので特に写真はないです。虹桥空港から9:40発の便でしたので、7時すぎには宿を出ました。

 ただ最後の最後、2号線でそのまま乗っていけば国際線ターミナルに着くのですが、あやまって国内線ターミナルに到着してしまい、自分の乗る便がない!?となってもう一度地下鉄に引き返そうとしていたところ、なんとボリタクシーにつかまってしまいました。情けない…。ターミナル間のタクシー移動で200元とられました。クソが!みなさんもきをつけようね。。。

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 のんきに写真撮ってる場合じゃなかったね。

 そんなわけで、今回の遠征もおしまいです!書くの時間かかったな。次は12月の遠征記録を残したいと思います。もう2月の遠征がすぐそこなんだけどな!おかしいな!

総決算2017

2017年に観たもの

  1. Falsettos
  2. Natasha, Pierre, and the Great Comet of 1812
  3. フランケンシュタイン
  4. トニー賞コンサート in TOKYO
  5. キューティーブロンド
  6. コマンダンテ単独ライブ
  7. ジャニーズ大運動会
  8. 竜人25 メーク♡ラブ♡ツアー
  9. Sweeney Todd
  10. The Book of Mormon
  11. Hello, Dolly!
  12. Sleep No More (NYC)
  13. 清竜人25 ラスト♡コンサート
  14. Sleep No More (SHA)
  15. Sleep No More (SHA)
  16. Sleep No More (SHA)
  17. 髑髏城の七人 season鳥
  18. A.B.C-Z Concert Tour 2017 5stars 5years tour
  19. DAZZLE Touch the Dark
  20. DAZZLE Touch the Dark
  21. Sleep No More (SHA)
  22. Sleep No More (SHA)
  23. Sleep No More (SHA)
  24. 中丸くんの楽しい時間
  25. Sleep No More (SHA)
  26. Sleep No More (SHA)
  27. Sleep No More (SHA)
  28. ちょっと、まってください
  29. スマートモテリーマン講座
  30. DOG FIGHT
  31. Sleep No More(SHA)
  32. Sleep No More(SHA)
  33. Sleep No More(SHA)

 

 2017年見れてよかったこの作品

Falsettos

ついに念願のAndrew Rannellsの出演舞台に行けました。ほんとありがたい。英語力不足で追いつけないところもあったんですが、キャストも実力派揃いでほんと充実だった。父親役としてのCBがすごく好き。

Hello, Dolly!

チケットが高すぎて諦めていたので、まさか見れるとは思ってなかった作品。嬉しい。「これぞミュージカル!」って感じのスーパー豪華なショーでした。ストーリーはクラシックなミュージカルものだからそこまで楽しむとかいう問題じゃないのですが、このショーの存在自体がすでにアメリカン・ドリームというか、幼心に夢に描いていたブロードウェイミュージカルそのものって感じで、ハンパない幸せでした。Gavin Creelがやっぱり好き。上手い。

髑髏城の七人

ゲキシネで見てからずっとずっと見たかった髑髏城という作品を見に行けたことがよかった。感無量。回転舞台は若干の見づらさもあったけど、面白い体験でした。

スマートモテリーマン講座

ツンデレツンドラ!パズドラ!ああ〜〜!スマートモテリー、スマートモテリー、スマートモテリーマンっ!

 

2017年の総括と今年の希望

本数はたったの33本でした。少ない。国内ミュージカルをほとんど見に行かなかった年になってしまいました。今年はストプレの本数を増やしたいです。

遠征は①年始NY(帰国)②GWNY③7月上海④7月大阪⑤9月上海⑥11月上海⑦12月上海の7回でした。ほぼ上海。今年もGWにはNYに遊びに行く予定ですし、それ以外の期間でもちょくちょく上海には顔を出す予定でいるので、増えそうな予感もしなくもないです。すでに3回遠征が決まってます。あ〜だれか夏に北海道でライブしてくれないかな。

11/2-5 上海旅の記録①

11月の3連休で上海に行ってきました。目的は言わずもがな、体験型演劇のスリープノーモア(以下、SNM)です。今まで上海の旅行記って書いてないので、ここで改めてやってみます。

 

1日目

7・9月はPeachの深夜便を利用しましたが、今回は到着日が金曜ということで、SNMが夜公演のみ。時間的に余裕があったので、夕方に上海に着く便に乗ってみました。

乗ったのは遅れると評判の(?)上海航空。搭乗は少し遅れましたが、到着は意外にも定時通りに到着しました。

到着したのは「虹橋(ほんちゃお)空港」。上海には遠い方の「浦東」空港と近い方の「虹橋」空港がありますが、今回初めて虹橋空港でした。

国際線が到着するターミナル1は、地下鉄の10 号線が通っています。目的地のある南京西路には10号線は通っていないので、途中で乗り換える必要がありました。

 

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案内に従って、ターミナルを出るとこのような表示。少しだけ歩きます。

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駅の入り口です。かなり長い階段だったので、大きい荷物の人はエレベーターのある入り口へ。

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地下鉄に乗り込みます。

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20分ほどで中心部へいけます。今回は、陕西南路で12号線に乗り換え。

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12号線に乗り換え。

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一駅で到着。南京西路です。

17時すぎに到着。駅から出ると、駅前でハロウィンっぽい催しをしていました。この駅の周りはHardRock Cafeなんかもあったり、ユニクロもあったり。

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そのままMcKinnonへ向かって、しばらく(かなり?)待って入場。McKinnonでは10月の末にHalloweenのパーティーをしていたのですが、その名残がロビー(Manderley Bar)にも残っていました。

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上手に撮れていませんが、無数の赤い紐がバーを覆っています。

19時の開演までロビーでのんびり。場内へ向かうエレベーターは、最初のに乗れました。詳しい内容はネタバレにもなるのでここでは割愛しようと思いますが、何も書かないのも寂しいのでちょっとだけ。

今回の遠征では目標があって、”Malcom、Lady Macbeth、Lady Macduffをフォローする”というのを達成したいなぁ、と思っていたんですが、この日追ったのはMalcolm、Speakeasy Bartender、Taxidermist(Mr.Bargarran)。初志貫徹ができないやつなんです。けっきょく好きなダンサーと好きなキャラクターを追ってしまいました。

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さすがに流れや建物の構造もだいぶわかってきて、自由に観たいものを見に行けるようになったのが、嬉しいような、ちょっと寂しいような。

でも、まだまだ見たことのないシーンはたくさんあるし、何度か見たからこそ「この人のこのキャラクターが見たい!」っていうのも生まれてきて。いまだに始まる前はめちゃくちゃ緊張するし、私の大好きな階の香りを嗅ぐとすごく嬉しいし幸せな気持ちになれます。楽しいなぁ。

上海は近いし、ニューヨークももはや、行けなくない、一人で行ける場所だということがわかってしまっているけど、私は今くらいのペースでちょうどいいのかなぁ。

内容については別の記事に書いてみました。

copc.hatenablog.jp

 

宿ですが、今回はAirbnbを利用してみました。なかなかタクシーがつかまらず、しばらく歩いて帰ることになりましたが、道も明るかったのでそこまで危険は感じませんでした。夜11時に到着。自力でチェックインだったので、私のような無計画の奴にはありがたい。すごく素敵な部屋でした。

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お部屋

疲れ果てていたので、そのまま就寝。1日目終了。おつかれさまでした。

【定例報告ポスト】SNM上海に行ってきました

定例報告。

連休を使ってSleep No Moreの上海公演に行ってきました。

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まだハロウィン仕様のManderley Bar

あっという間に3度目の上海上陸。日本に近いところでやってくれていることに感謝です。

旅行記は別にアップしますので、今回の体験の総括を。下記、ネタバレです。

 

10/31までMcKinnonはハロウィンの期間で、それが開けて初めてのショーでした。キャスティングに色々と変更が出てくるかな〜と思っていましたが、サプライズ的なものはあまりなかったような気がします。

 

2日間で3回観ました。おもに追ったのはこんな感じ。

①Malcolm(Ben Whybrow), Taxidermist(Danniel Nicholson), Bride(Tang Tingting), Speakeasy(Wang Mingchao)

②Banquo(Gao Yang), Taxidermist(Sam Booth), Boy Witch(Wang Mingchao)

③Bald Witch(Tang Tingting), Nurse(Maren Fidje Bjørneseth), Poter(Conor), Danvers(Jiang Yuli)

 

初日のハイライトとしてはDannielのTaxi。Taxiは好きなキャラクターの一人で、Dannielが演じるのを追うのははじめてでした。ほかの役者が演じるTaxiとはまた異なる印象でした。ほかのファンも言及しているかと思いますが、Taxiはヒッチコックの『サイコ』に出てくるノーマン・ベイツ的な要素を持っている人物です。ですが上海でSamのTaxiを観たときは、そうは感じられませんでした。でも、DannielのTaxiはまちがいなくノーマンベイツだと感じました。静かに、とても静かに狂っている。運良く1:1にも選ばれたのですが、そこでの体験は、更にその思いを確信に近づけました。すごくドキドキする1:1でした。キャラクター自体(Taxiも、ノーマンも)好きなのでひいき目があると思いますが、すごく好きなTaxiでした。機会があれば、また追いたいです。

次にTingtingのBrideとBald Witch。Brideでの姿がすばらしく、3回目のBaldでも追いました。詳しくはわからないのですが、観た回はBaldとしてのデビュー回だったかもしれません。Baldはちょっと物足りなかったかな。でもすごく好みの演者なので、次の機会でも注目したいです。

ショーの終わりは、偶然にもDuncan(この日はIan Garside)と目が合い、一緒にManderley Barまで戻ってきました。嬉しかったなぁ。IanのDuncan、この日は全く追ってなかったのに(笑)。唯一見たのはボールルームのパーティーシーン。IanがDuncanだと、Lady Macbethとのパーティーダンスが非常に美しいなあと感じました。新しい可能性をありがとうIan。

2日目の初回はGao YangのBanquoを追うところからスタートしました。彼がBauquoを演ずることになったと聞いた時からずっと観たいと思っていました。Banquoのソロダンスはいずれも彼のうつくしくてしなやかなダンスにマッチするだろうなぁと期待を膨らませていて、もし演じていたら絶対にフォローしたい!と思っていたので、今回遭遇できてラッキーでした。期待を裏切らない、素晴らしいBanquoでした。とくにボールルームでのソロダンスは素晴らしくて、息をのむほどでした。見れてよかった〜〜!

この日は大好きなSam BoothがTaxiだったので、長い時間をTaxiのショップで過ごしました。1:1などで居ない間は、ずっと店の中にある新聞や冊子などを見てました。SamのTaxiは、短気だし、制御不能です。すべてが思い通りに進んでいないと気が済まないような、神経質なTaxiだと思います。あと個人的にはNY公演の1:1内での台詞がマッチするキャラクター作りかなと思います。今回は1:1は受けませんでしたが、2:1?は受けました。相変わらず謎の仕組みです。ワクワクしますね。

2人を見てない間はちょこちょことBoy Witch(Mingchao)をフォローしていました。靴だけ履かせてきました。

2日目の夜、今回の滞在ラストの公演では、先ほども書いたBald Witchのほかに、Nurse(Maren)をフォローしていました。5階はとても人が少なく、快適に見れました。それどころか人がいなさすぎて、1:1じゃないのにほぼ2人きりという。たいへん贅沢な時間でした。病室を片付ける手伝いをするように指示されるのですが、全部私が1人で片付けました。だれか手伝ってよ。Nurseがどんなキャラクターなのか、掴むことはできませんでした。マクベスのキャラクターはまだしも、それ以外についてはメインのストーリーとどう関わっていくのか?考えることがたくさんあって楽しいです。

この日はBaldを追う過程で、魔女達による第2の予言のシーンで、IanのMacbethを少しだけ目で追っていました。大量のフォロワーを引き連れて、タイミングをコントロールしながら部屋に入ってくるのですが、それがもう、ゾクゾクしました。上手く言えないのですが、尋常じゃなかった。Ianの表現のファンです。Macbethはあまりにも周りにフォロワーが多過ぎて、見難かったりでフラストレーションが溜まるのであまりフォローはしたことがないのですが、もしまた彼のMacbethに遭遇したら、追いかけてみたいなぁと思いました。

それから、ConorのPoterも少しだけ。Lobby Danceまで見ました。今まで見たことのあるほかのPoterとはまた異なる趣き。軽やかというよりは、力強さがあります。すごく人気のキャストさんだと思うのですが、夢中になる理由がわかる気がします。彼のキャラクター作りも面白くて、もっと考えてみたいので、最近はあんまり出演していないみたいなんですが、また遊びに行った時に会えたら嬉しいです。

 

ようやく全体の流れを把握できてきて、ループの切れ目はどこ、とか、どこに行けばどのキャラクターがいる、とか、そういったことが分かるようになってきました。悲しいやら嬉しいやら。でもまだまだ見れていないシーンも部屋もたくさんあると思っています。だから、これからもどんな景色が見れるのか、すごくワクワクだし、キャストの違いによる解釈の違いをなぞっていくのもとても楽しみです。

 

つぎは来月に遊びに行きます。やったー!そんなわけで、皆様、年末は上海でお会いしましょう!以上、定例報告でした。下个月见!

また上海でSleep No More観てきた。

Sleep No More Shanghaiのチケットが一般発売で取れたもんで、性懲りも無く三連休使って上海に行ってきました。

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今回は、初の一般発売のチケットでの参加となり、若干の不安もありましたが、なんとかなりました。

例によって土日で合計3回の公演に遊びに行きました。土曜の昼は完全なる一般チケットだったので出遅れて開演後45分くらいからの参加となりましたが…前回見て、いいなと思ったキャストが幸運なことに、見たいキャラクターを演じてたので、彼らを追いかけてることが多かったですね。

これで上海での体験は6回。NYCも含めると9回目になりました。ようやくキャラクターの見分け(とくにMacbethのキャラクターたちは見分けが初心者の私には難しく…)、動きや次どこに移動するのかといった流れがちょっとずつつかめてきたところです。

とりあえずすべてのキャラクターをフォローするのに必死で、上海だからこそのアレンジの部分についてはもっと勉強しなくてはと(最近サボり気味だった中国語も)。

 

取れない、取れないと言われていたチケットも、平日を中心にまだ枚数あります。土日もちょっとあります。よかったら皆さんもThe McKinnon Hotelに遊びに行きましょう。チケット発売はまだですが、10月末にはHelloweenイベントもあるみたいです(行きたかった〜)。

個人的には、次は11月の例によって3連休でまた遊びに行きます。それでは皆さん上海でお会いしましょう!

イマーシブシアター「Touch the Dark」2回目の通院してきました

去る9/2(土)、イマーシブシアター「Touch the Dark」の2回目に行ってきました。

 

今回はおもに、前回行ったのが初日だったので、如何様に変わってるかな〜ってのを気にしてみました。

初日の段階では客同士のおしゃべりNGというのはなかったのですが、今回は注意事項に付け足されてました。そりゃそうだ。そして、開演前に、グループ分けがあるわけですが、これも変更してた。簡単に言ってしまえば、連れ同士がなるべく同じグループに振り分けられないような工夫がされてました、というわけです。こっちのほうが、全然いいと思います。動線も幾分スムーズになってました。あと、演者が言葉を発する機会が減ったように思います。より静かになったというか。たまに理解できず「?」となっているお客もいましたが。

中身としては、2度行ってみて、かなりの部分はコンプリートできたかな?と思います。初日に行った時は、ほとんど歩いていないフロアがあったので、今回はそのフロアを中心的に。<五感を刺激する>という謳い文句がありますが、「味覚ないじゃん」と思っていたのですが、ありました、味覚。刺激されてきました。ごめんね。

2度目で、流れも把握できていたので、1度目観たときに「あのシーンに入ってきたあのキャラクターはどういうシーンを経てこっちに来たんだろう」っていうのも多少解読できました。

また、自由行動の時、人が流れて行くと、気を取られて、あっちに人がたくさんいるぞ、何だろう、って思って近づいちゃうんですよね。そうなると、当然同じ時間に進行してるほかのシーンはやっぱり見れなくなっちゃう。どっちをとるか、ですが。今回は、あえて人のたくさんいる方向には近寄らずに、なるべく人が少ないところへ、思うがままに演者を追ってみました。すると、ほんともう、自分一人しか追ってないような瞬間とかもかなりたくさんあって。えっ?だれも追いかけないの?ここに演者いますよ!みたいな。閉じた空間の中で演者と二人きりになったりとかもあって、そういう時間がほんとゾクゾクして好きだなぁと思いました。

2回行き、場面はコンプリートできたように思えたものの、たぶんまだいろんなものを見逃している気がします。気づいてないこともたぶんたくさんあるのでしょう。こうやって考えれば考えるほどに、何度も遊びに行きたくなっちゃうのがイマーシブシアターの沼ですね。あー楽しい。超手放しで言いますけど、もっと増えればいいのになと思います。

 

さぁ、公演期間が終わったら、詳しいことも書いてみたいな〜なんて思っていたのですが、さっそく再演が発表されましたね。素晴らしいっすね。みなさん行ってください。10月です。

イマーシブシアター「Touch the Dark」を体験してきました

イマーシブシアター「Touch the Dark」に遊びに行ってきました。

8/25(金)18時の初回公演に行ってまいりましたのでその感想を。内容にはあんまり触れませんがうっかりネタバレしてるかもしれないのでご注意を。

 

「Touch the Dark」は、とある病院の中でおこなわれます。チケットを購入するまで、具体的な場所は内緒。建物の中を歩き回りながら、ストーリーや謎を追っていく仕立てになっています。

主催の DAZZLEはダンスカンパニーなだけあって、見終わった後は「ちゃんと、ダンスの公演を見た」というような充実感がありました。

イマーシブシアターではありますが、あくまで主軸は「ダンス」。ダンスを軸にして、ストーリーや謎解きの要素が紐づいているような印象です。ストーリーライン上にダンスがあるのではなく、同時多発的に起こるダンスを元にした場面のピースを、観客自らが集めて整理して、理解するような舞台でした。

客が勝手に考える、補完させる、というと難易度が高いように思えるけど、とくに公演の前半部分においては、役者に誘導されて行動しました。おそらく観客全員に平等に、見ることができるシーンが振り分けられているし、理解できるように誘導される。役者に従っているうちに、アウトラインがはっきりとしてきます。ストーリーのおおまかな中身を把握して、なんとなくこんな物語か、と理解するのはそれほど難しいことではないように思いました。細かいディティールや、エピソードを集めるのは、公演中の自由行動タイムにかかっていると思います。これを集めるのが、このイマーシブシアターの醍醐味なんでしょうね。ラストシーンもみな平等に見られます。

そして、チケット代金を多く支払った「プレミアムチケット」のお客さんだけが、シーンの理解とは関係のない、ちょっとだけ特別な思いをできるという、とても平等を感じる舞台でした。どこを見た見てない、おなじチケット料金なのにあの人は見れて私は見れなくて、ってことがない。きわめて平等だと思いました。

あとね、フォトブースがあります。ここなら写真撮っていいですよ、って箇所に、公演中案内してもらえます。呟きたいこの時代に、公演内容を害することなく、呟きたい・インスタしたい欲を程よく発散させてくれるこの制度。ある意味日本人らしいというか、やっぱりここも平等で。不思議なセンスだなと思ったけど嫌いではないです。

スリープノーモア以外のイマーシブを見るのはは初めてで、もちろん日本で見るのも初めてで、どんなものかなぁ(しかも初回公演、、、)と思っていたのですが、ああこういう見せ方もあるのか、と。たぶんいろんなやりかたができるんだと思います。イマーシブシアターって。

 

ここからはスリープノーモアと比較したような文章が多くなって恐縮なんですが、いくつか思ったことを書き留めておきます。

まず、客の存在。客は建物のあちこちでおきる事柄を追いながら傍観するわけですが、我々はどういう立場なのか、わからなかった。明確な設定はないような。患者?ですかね。強いていうのならば。だから、どう振る舞ったらいいのかわからなくて、浮遊していました。スリープノーモアとことなって、役者からこちらが「見えて」いる場面が多かったし、客同士で会話してもお咎めとかはないので、けっこうみなさん普通に会話していました。スリープノーモアだと、自分は役者には基本見えていないという設定を自分に課しながら行動するので、より演じている自分にも陶酔するような感覚があります。

客の動線。と、それに伴う時間の管理。難しいところだと思いました。役者はバラバラに散らばるシーンをきちんと繋げて客に見せるために、時間通りに移動すると同時に、客も誘導しなくちゃならない。シビアですよね。誘導されて客が移動するってことも多いんですが、かなりゆっくり気ままに移動されるお客もいたので、こっちが逆にハラハラしてしまいました。うまく誘導しきれていないようなこともあったり。難しいですよね。いかにスムーズに動かして、自分たちの段取りをこなすか。でもここは多分回数かな。

あと、スリープノーモアと比べると、自由に歩き回る時間も短いし、そもそも公演時間自体が短いです。もともと部屋の数はそこまで多くないので、制限時間内に建物の全容を把握することはまったく難しくはないんですが、そんなに疲れるショーじゃなかったです。スリープノーモアは終わった後クッタクタになっちゃうんですが。気持ちのいい集中力と浮遊感のまま終われるのはいいです。

 

もっとイマーシブシアターなるものを日本でたくさんやってくれたらいなぁ、遊びに行きたいなぁと思った次第です。あす9/2にもう一度だけ遊びに行ってきます。前回と違う行動を取るつもりなので、楽しみです。